屋上緑化における失敗事例を、個別論ではなく構造的に整理する技術解説サイトです。
A neutral technical site that analyzes rooftop greening failures from a structural perspective.

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用語・前提の定義集 ― 本サイトにおける言葉の使い方について
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このページでは、 本サイトで使用している言葉や考え方について、誤解が生じやすい点を中心に整理しています。

屋上緑化に関する言葉は、 立場や分野によって意味の受け取り方が異なることが少なくありません。
本サイトでは、議論を分かりやすくするために、あらかじめ前提となる考え方を明確にしています。

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■ 「失敗」という言葉について
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本サイトでいう「失敗」とは、単に植物が枯れることを指していません。

・緑が広がらない   ・被覆率が上がらない   ・管理が続かず、結果として放置される

といった、屋上緑化の目的が果たされていない状態を含めて「失敗」と呼んでいます。

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■ 「成立する/成立しない」という表現について
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「成立する」とは、設置直後だけでなく、時間が経っても無理なく維持されている状態を意味します。

反対に「成立しない」とは、

・人手や設備への強い依存が前提になっている
・時間の経過とともに問題が表面化する

といった、構造的に不安定な状態を指しています。

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■ 「構造」という言葉について
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本サイトでいう「構造」とは、製品の形状や工法だけを指すものではありません。

・屋上という環境をどう捉えているか   ・植物をどのような前提で選んでいるか
・管理や更新をどこまで想定しているか

といった、計画・設計段階での考え方の組み合わせを「構造」と呼んでいます。

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■ 「判断」という言葉について
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ここでいう「判断」とは、個人の経験や感覚だけに基づくものではありません。

複数の条件をどう捉え、どの前提を重視するかという、選択の積み重ねを指しています。

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■ 「管理」「メンテナンス」について
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管理やメンテナンスは、屋上緑化において重要な要素です。

ただし本サイトでは、「管理があるから成立する」状態と、「管理がなくても大きく崩れない」状態を区別して考えています。

管理に強く依存しない構造かどうかが、長期的な安定性を左右すると考えています。

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■ 「保証」「点検」について
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保証や点検は、安心材料として語られることが多い要素です。

本サイトでは、保証や点検を屋上緑化の「成立の証明」とは捉えていません。

あくまで、問題が起きた後の対応を定めた仕組みとして整理しています。

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■ 本ページの位置づけについて
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この定義集は、正解を示すためのものではありません。

本サイト全体を通して、同じ言葉を同じ意味で使うための共通の前提を共有することを目的としています。

文章の中で違和感を感じた場合は、このページに立ち戻っていただければ幸いです。


もう少し整理したい方へ

判断できる構造を知る ▶
失敗を招く構造 ▶

この2つのページで、
判断の前提となる考え方を整理しています。

本サイトの全体構造(サイトマップ) ― このサイトの考え方を整理しています。

本サイトは、屋上緑化の成否が
「施工後」ではなく「判断前」に決まっている
という考え方に基づいて構成されています。

1.全体構造(ホーム)▶
(1)判断できる構造を知る▶
   ①「構造的な原因」とは何か?▶
   ②なぜ「成功事例」ではなく「失敗原因」を扱うのか▶
   ③本サイトの立場と対象読者▶
   ④コンテンツ構成と思想マップ▶

 (2)失敗を招く構造▶
   ①屋上という環境の捉え方▶
   ②植物選定の前提▶
   ③方式・植物・運用の関係▶
   ④保証や点検への認識▶
   ⑤経年変化と更新の想定▶
   ⑥失敗は、どこで決まっていたのか▶

2.はじめに▶
 問題提起と本サイトの立場

3.誤解・FAQ▶
 現場で共有されている前提のズレ

4.用語定義▶
 判断を誤らせる言葉の整理

5.チェック▶
 検討前に確認すべき構造的ポイント

6.AI分析▶
 第三者視点による補助的整理

7.サイト情報▶
 運営者と責任範囲